よくあるご質問『エアコンクリーニング後に防カビコートしてもらえますか?』

4月になり、暖かい日も増えてきましたね!

弊社ではこれからのエアコンクリーニングの繁忙期に備え、研修を受講したり、機材のメンテナンスをしたりと着々と準備しております。

 

さて、今日はエアコンクリーニングの際によくあるご質問について書いていきたいと思います。

ずばり、

 

『エアコンクリーニングをした後、カビとかを防ぐコーティングをしてもらえますか?』

 

という趣旨のご質問です。

 

弊社としましては、防カビコートなるものはお取り扱いしておりません。

その理由が少し長くなるために、ここでお答えさせて頂きます。

 

まずは、

①最近のエアコンは製造時にコーティングがなされている事。

です。

最近のエアコンは工場で製造される際に、耐久度の高いコーティングが施されているものがほとんどです。

200℃前後の高温で焼き付けたものが塗布されているため、その防汚性能は確かなものです。

エアコンクリーニングの際に行われる2000〜4000円程度のコーティングは熱交換器に吹きかけて常温で乾燥させるものであり、その耐性は比べるまでもないかと思います。

 

次に、

②熱交換器だけに吹きかけるコーティングでは不十分

熱交換器、と聞くと皆様よくわからないかと思いますが、

【熱交換器】とはフィルターの奥にあるアルミのほっそ〜い板の集まりです。

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こんな部分です。

この熱交換器が冷える事により、冷たい風が出て、夏も快適に過ごせるのです。

が、日本の夏は高温多湿。

この熱交換器が冷える際に、結露が起きるのです。その水分をもとにカビが発生するのです。

 

『だったらここに防カビコーティングをすればいいのでは?』

 

とも思いますが、皆さんはこんな光景を見た事はないでしょうか?

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一見、なんの写真かわからないと思いますが、これ、エアコンの風が出てくる吹き出し口の部分です。

本来の姿がこちら↓

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そうして比べてみると、かなり汚れているのが分かるかと思います。

そして、ホコリと相まって小さな黒い点々とした汚れが見えると思いますが、

 

これも、カビなんです。

 

前述の通り、日本の夏は高温多湿。

冷たい風が通ることにより、吹き出し口やルーバー、風を送るファンにも結露が発生し、カビが生えてしまうのです。

 

だとすると、熱交換器だけに施すコーティングは、十分な効果があると言えるでしょうか?

 

弊社の見解は“No!”です。

 

ちなみに、写真のエアコンは2年間使用したエアコンの内部です。

防カビコーティングも施しました。

 

なのに、カビは発生しています。

 

 

 

少し長く、専門的な話にもなってしまいましたが、おわかり頂けましたでしょうか。

 

弊社では上記の理由で、防カビコーティングは取り扱っておりません。

 

アレルギー等の健康上の理由でクリーニングをされる方には、防カビコーティングよりも定期的なクリーニングをお奨めしております。

また、こうしたカビや菌を洗い落とすには、見えない部分の構造も理解したプロのクリーニングが必要だと判断し、弊社では毎年研修を行っております。

 

『お掃除のお困りごとは我々プロにお任せ下さい』

 

が、弊社のモットーです。

 

常に、お客様に最高のサービスをお届けできるよう心を砕いておりますので、

エアコンクリーニングでお困りの際はぜひとも弊社にお問い合わせ下さい!